2022.05.19
接客の難しさ
代表の出村です。
いつものように肩の凝らないお話です。
先日の営業日、その日の夜までに契約関係の書類を仕上げる予定が
ありました。
と、そこへ来社のお客様が店頭にお越しです。
約束は無く、突然のご来店です。
お話を伺うと、美原区で所有している土地を賃貸していて借主さまから賃料を
下げてほしいと言われていて、はたしてどの位の賃料が適切なのかアドバイス
してほしいとのご相談でした。
幸い、私は長くこの業界に身を置いているので、南大阪だけによらず、近畿地方
のかなりの地域の土地勘があります。
その不動産の場所もすぐに把握できました。
そして、近畿レインズという、不動産業者間のネットワークを利用して周辺不動産
の現在、賃貸に出ている情報、過去に成約している事例の情報を取り出して
お客様に説明をしました。
結現在その土地を貸している賃料が周辺相場より、やや低めの金額である事、
借主さんが求めている更なる賃料の値下げ要望に対して、応じる必要のない事を
説明させていただきました。
結果、貸主様も納得されて、現在の賃料を維持してもらうように話し合いますとの
事で落ち着きました。
その後、雑談となり、割と身軽な出で立ちだったので、弊社のご近所さんですかと
ご質問すると、同じ町内にお住まいの方でした。
と、言う事は泉ヶ丘にある同業他社さんにもご相談に行かれましたか?と、尋ねると
行きましたよとのご返事です。
そして問わず語りで「今度、自宅の売却が必要になったら、あなたにお願いをする
からね」と、仰られていました。
と、言う事は言わずもがなの話しです。
確かにご相談にこられた内容は、即座に何一つ売り上げに繋がるお話ではありま
せん。
でも、この方にとっては死活問題なのは確かです。
自慢話の様になってしまいますが、持ち得ている知識がお役にたてるならば、お客様
に還元するのが私達の務めだと思います。
帰り際に言われていた言葉は、リップサービスの部分も有るかも知れませんがご納得
頂けたのであれば、それはそれで私も嬉しい限りです。
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