2021.06.08
不動産の囲い込みについて④
堺市南区の不動産会社 泉北総合ホーム代表の出村です。
不動産の囲い込みが売主様に発覚してしまい、その後の顛末です。
当然ですが、この売主様は烈火のごとく怒り、任せていた大手流通系仲介会社の
本部に怒鳴り込みに行きました。
数字第一主義が生み出す弊害ですが、巻き込まれた売主様もたまったものでは
ありません。
結局、もともと売り出していた価格でこの業者さんが買い取って、大きな赤字
で再販売していたのが真相です。
懇意にしていたこの営業所の所長は4段階降格で平営業マンに逆戻りです。
まあ、身から出た錆ですからしょうがないと言えば、しょうがないですね。
それでも囲い込みは中々、減りません。
ただ、今まで綴ってきたような露骨な囲い込みは少なくなりましたが、現在も
新たな手法で囲い込みは大手流通系仲介会社の間で、行われています。
それは、①で綴ったように、専任媒介や専属専任媒介契約を結ぶと一定期間が
経過すると必ず近畿レインズに登録しなければなりません。
登録時に預かっている物件の資料(間取りや価格、面積や引き渡し期間等記載)
も一緒に登録しなければなりません。
この時点で物件を預かってから1週間から10日間が経過しています。
そして、いよいよレインズに登録された物件情報を見ていると、登録しなければ
いけない物件情報を記載した資料がUPされていません。
預かっている業者さんに連絡して物件資料を請求すると・・・・・
何と!
物件資料がまだ出来上がっていないというではありませんか。
登録するまで1週間から10日間ほども時間があるのに、1物件の資料なんて
A4サイズの紙1枚ですよ!
1時間もあれば出来上がるのが普通なのに。
いつ位に資料は貰えるのですがと尋ねると、最低でも1週間はかかると思います。
と、言われます。開いた口が塞がりません。
預かっている業者さんの店頭にはすでに、展示してあるのに。
いかがでしょうか?
大手流通系仲介会社の実態はこんなものです。
これから売却を考えている方たちに老婆心ながら、このシリーズを綴ってみました。
防衛策はいくらでもあります。
何かアドバイス等が必要であれば、遠慮なく泉北総合ホームの出村まで
お問い合わせください。
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